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さようなら、「マーベルの父」スタン・リー

Nov 16,2018 | Luna Ma

マーベル・メディア名誉会長であり、「スパイダーマン」や「X-MEN」など数多くのスーパーヒーローを生み出したスタン・リーが2018年11月12日、米国で亡くなった。95歳だった。

マーベル・コミックスの名だたるスーパーヒーローや敵役たちを多くのアーティストとともに創造し、アメリカン・コミックスの黄金時代、あるいは「シルバーエイジ」を築いた原作者・編集者・脚本家・発行人です。

原作者として創造したキャラクターは例えば「スパイダーマン」「X-MEN」「アイアンマン」「マイティ・ソー」「ファンタスティック・フォー」「ドクター・ストレンジ」「ブラックパンサー」「アントマン」「デアデビル」そして「シルバーサーファー」等々。

リーさんは1922年にニューヨークで生まれた。貧しい暮らしのなかで読書に傾倒し、文章も書くように。39年にマーベルの前身の会社に助手として入り、アメリカンコミックの原作にも携わった。

1961年に「ファンタスティック・フォー」を生み出し、以降数々の有名キャラクターを手がける。それまでのアメリカンコミックのスーパーヒーローものは主人公が完全無欠であることが通例だったが、リーさんの作品では主人公が自らの力や置かれた環境に苦悩しながら、それを乗り越えて成長する姿が描かれ、幅広い人気を博した。

リーさん原作のスパイダーマンやアイアンマンなどは実写化され、世界的な人気になっている。マーベル・シネマティック・ユニバース映画ではほとんど全ての作品にカメオ出演し、ファンの間では映画のお楽しみとして愛された。

特にアメコミに詳しくない人にも「ハリウッドのスーパーヒーロー映画を観ていると何かとわざとらしい端役で出てきて妙に目立つサングラスのお爺ちゃん」として認識されている。

さようなら、スタン・リーさん。

たくさんの歓びをありがとうございました。心よりご冥福をお祈りします。

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